電子申告がとても便利です。
「e-Tax」と呼ばれる、インターネット経由で確定申告書を提出する手続きです。
3月16日(月)の確定申告期限が目前に迫ったこの時期、改めてその便利さを実感しています。数年前までは、法人・個人ともに確定申告書は紙で提出している会計事務所が多かったように思いますが、最近はかなりe-Taxが普及しています。
申告書を紙で提出していた当時、申告期限直前の作業はこんな感じでした。
- ◇ 出来上がった申告書をプリントアウト → 源泉徴収票などの添付書類を貼り付け
- → 提出用と控え用を製本 → 返信用封筒を入れて切手を貼り
- → 税務署宛ての封筒に入れて → 書留郵便で送付
・・・という流れで、提出に丸1日を要していたものです。
しかし!今や申告書が出来上がった都度、クリックひとつで送信・提出完了です。あの頃を思うと遠い目をせずにはいられません。
それほど便利なe-Taxのメリットについては、こちらのバナー広告の通りです(クリックで国税庁e-Taxページにとびます)。
- ①源泉徴収票や医療費控除の領収書など、本来なら原本提出の書類を省略できます!
- ②還付申告の場合は還付まで2週間弱、とってもスピーディー(通常早くても1か月程度)!
- ③24時間提出可能!
では、e-Taxを利用するためにはどうすればよいのでしょうか。
<e-Taxに必要なもの>
- (1) e-Taxソフト(国税庁HPからダウンロード)
- (2)(もしくは、確定申告書作成コーナー(Web上)で申告書等を作成すればOK)
- (3) 電子証明書(※)
- (4) ICカードリーダー(※)
- (※)税理士に代理送信を依頼した場合は、納税者本人が電子証明書とICカードリーダを用意する必要はありません。
電子証明書は、個人の方であれば、住民登録のある区役所・市役所で取得することができます(手数料が500円程度かかります。マイナンバー導入後は、個人番号カードに電子証明書が標準搭載される予定です)。
(電子証明書の見本:津和野町ホームページより)
e-Taxを利用してみようという方、初年度は準備に戸惑うこともあると思いますが、確定申告は毎年のことですので、ぜひトライされてはいかがでしょうか。
ご不明な点等ございましたら、どうぞお気軽にご相談下さい。